BABYMETALワールドツアー神戸に2日間参加。
まず、Sabatonさんに謝りたい。Sabatonさんが出てくることを完全に忘れていて(28日のSSAだけだと思い込んでいた)、やっと始まったと思ったらベビメタじゃなかったことでちょっと怒ってしまいました。そして、割りと好きな曲やってくれるんだけど、もうちょっと曲数減らして欲しかったとか思ってました。これが1日目。
だけど、2日目は身体もこなれたこともあって、完全にSabatonエネルギーを浴びまくって暴れまくりました。そして、北欧メタルらしい旋律の曲たちは全部最高なことに気づきましたよ。日本と北欧は似ているね。メンバーのキャラクターともわりと日本人好きする人たちみたいだし。よく来てくださった!曲買います!
で、本題の新生ベビメタですが。
Twitterの様子じゃ、みんな何とかして受け入れようとしているように見える。私は2日ともピットのR2だったんですが、ピットだと逆に全体を見れないことが多いと思われる。毎回背伸びしようとして足が攣りそうになるし。そんな暴れるためのエリアであるピットで見た新生ベビメタは、私としてはアリです。
プロジェクト・BABYMETAL
BABYMETALはゆいちゃんがいるときから、3人だけではない総合的なエンターテイメントプロジェクトなのだと思う。コバメタルが総合プロデューサーとして君臨し、神バンドとMIKIKOさんはもちろん、照明やCGの各種技術など様々な分野の専門家が広く関わって作り上げている。その「総合」っぷりが凄い存在が、たまに出現する。日本特有な気がするんだが、どうか。
自分は80年代の国内音楽で育った世代だけど、TM NETWORKはそういうタイプのプロジェクトだった。米米クラブも、よくは知らないけどそんなふうに認識してた。小室が金の味をしめた後のTRFとかは無視していた。
こういうやつね。劇とライブを組み合わせた、CAROL。実はエアギターだった木根さんは、ワイヤーで空を飛んでいたっけ。
ずっと、こういう「次はどうなるの」というワクワク感を感じさせてくれるアーティストが出ないなあ、グローバル社会のせいだよなあツマラネエと思ってた2000年代、後半になってやっとこさPerfumeが出現してくれた。
BABYMETALも、そういうタイプの総合エンタメプロジェクトとしてずっとやってきていて、次の展開に進んだように思う。メタルの演奏で7人の大所帯がMIKIKOさんの独特のダンスを踊る姿は、新ジャンルの誕生を目撃した思いです。
時代ごとに変化するアーティスト
同じように80年代、同じアーティストが時代を経てがらりと姿を変えることもあった。ファンに、「こんなのxxじゃない!」といわせてしまうくらい変わる。
YMOだって、忘れたけど3期くらいに分けられるんだぜ。YMO好きな友人が、「君に胸キュン」を酷評してた。RYDEENのような曲しか、彼はYMOと認めたくなかったんだ。
これが、↓ こう変わった。
そしてやっぱり、TM NETWORK も TMNに変化した。彼らの出自であるハードロック路線に振った。ピコピコ音は無くならなかったけど(小室さんが失業するし)。そして、結局またテクノっぽい曲に戻ってきてしまった。
ここしばらくは、あまりガラッと曲やイメージを変えてしまうグループ、あまりいない気がするんですよ。第一引退しないし(笑)まだユーミンいるのかよって。
Perfumeも、ハイレベルなままながらどうもマンネリ感があって・・・。彼女らのキャラクターとファン層だと、なかなか冒険しにくいしね。それでも、服装やらで昔がよかったという人いますけど。
そして、
BABYMETALは、ファンが悶絶するくらい変わった
これが何より私は嬉しいです。
刺激は変化に伴うもの。安心カワイイは、停滞の裏側。
さようなら、ありがとう、カワイイMETAL。こんにちは、大人メタル。
そうそう、光と闇の融合ってテーマがあった。今回のBABYMETALは、融合した姿と考えていいはず。大人の女性の姿となり、理性と感性が融合し、女性らしさを保ちつつ毅然とした姿。ただ、あの衣装は紅月に合ってないような。
アルバム早く出してください。