いま現在僕が聞いている音楽は、
- Perfume
- BABYMETAL
- MAN WITH A MISSION
ほぼこれだけです。
どうしてこの3つかといえば、
- 日本という老いさらばえていくのみに見える国が、世界を救うポテンシャルを持っているかもしれないと教えてくれる存在である(MAN WITHは違うかもしれん)
- 本質的に新しい感覚をもたらしてくれる
- 動物と女の子は癒してくれる
という共通理由があるらしい。後から考えた結果。MAN WITHは毛色が違うので、ここからはPerfumeとBABYMETALについて書く。
日本といえばOTAKU。90年代から、しばしば浮世絵が引き合いに出されるように、日本の伝統の正当継承者はリア充ではなくてOTAKUが担っております。しかし、OTAKUのあの歪んだ自意識を含有したまま輸出しても、売れるのは限定的なんですよ。広く通用させるには、このアニミズムの国のセンスを自信とプライドを持って提供することが必要だったんですよ。
ベビメタもPerfumeも本質的にオタク的な存在でありながら、リア充やらクラブに行くような人種みたいな異質なファンも取り込めてる。日本を売り出すには、どうしてもこれが揃う必要があった。ヤスタカが、小室さんみたいに金に色気出してマス路線に進む様子が想像できないのもいい。
海外で売れているのは、日本女子のコンテンツ性が予想以上に認められているのもあると思う。いわゆるKAWAIIであるけれど、むかし週刊アスキーで載っていたようなフリフリだけでは市場突貫力がない。彼女らの曲を聴いていると・・・日本神話的世界で神々が荒ぶっている絵巻模様が目に浮かびます。プレイステーション2の大神のような・・・。この力強さこそが・・・。
日本のポピュラー音楽の歌詞は、欧米のそれと違い恋愛中心で主張しないんだけれど、それがゆえにミンメイ効果を期待できるといえる。主張とは争いのもとでもあるのだから。
真のクールジャパンとは何か・・・それはOTAKUではなく・・・。