ミクは人間じゃないから

初音ミク

初音ミクがファミマで取り上げられるほどにメジャーになりました。昔シャロン・アップルとか伊達杏子(こっちは今見ると酷いできで、自分の脳内の黒歴史に近いけど)にワクワクしまくってた 自分なんだけれど、どうもこの現象に違和感を感じてます。メジャーになり過ぎている気がするわけですね。

ここ数年街行く人々や職場の人々を見ていて、何というかこう、内から湧き出る”パゥワァ”というのが感じられなさ過ぎると思うんですよ。そのことと初音ミク現象はリンクしてるんじゃないかと。この内発的なPowerってやつは身体的で肉体的なもので。もともとアニメキャラなんかのバーチャルキャラに萌えていたオタクってのは、多くが非体育会系だし女の子とも縁がないですよね。自分の体に対する意識が弱い人種が萌えてた。これがコンビニで大々的に売られるほどにメジャーになったってことは、日本人全体の身体的な意識が薄まってるってことじゃないかと。

自分はPerfumeの大ファンですが、Perfumeはテクノであるにもかかわらず、彼女らのまさに人間性と高度なダンス技術によって、非常に肉感的な存在になっていると思います。いや、肉感的といってもエロいって意味じゃなくてね。エロく見ようと思えば見れるけど。Perfumeが新しいのは、音楽そのものとダンスだけじゃなく、電子音楽と女の子らしい女の子(しかも広島弁というローカル色を持っている!)の融合。これじゃないですかね。テクノは都市の民俗音楽だと読んで納得したことがありますが、そのテクノとローカルの融合。東京の人が同じことをやっても、あの味は出ない。しかも、音楽とダンスそのもののレベルがとても高い。これはファンになった当初気付かなかったけど、相当新しい存在ですよね。たぶん世界中で他にない。ダンスも機械的パペット的なものですが、それでも「うおお!かわいい!」と肉体を持った女の子への感情が沸くよね。

Perfumeと初音ミクのコラボを想像すると・・・違和感しか感じない。電子音楽という要素をどちらも持つのに、どうも一緒に何かをしているところが想像できない。かち合う気がする。誰かプロデュースにチャレンジして、盛大に失敗してみてくれないかな。

・・・と、ぐぐってみたら、数年前にボカロと身体性についての議論で盛り上がってたみたいだね。http://togetter.com/li/70435 みな興奮して、新しいムーブメントだといっている。だけど、私には違和感があるのですよ。行き過ぎたボカロ人気は。クラウドやソーシャルに対する反感と同じものを感じます。崩壊した共同体を、身体性がないミクが再構築するという考えもあるけれど、私はそれなら人間であるPerfumeを推す(笑)

ところで・・・「私は人間じゃないから 生理痛もなければ 親知らずも生えてこない~」デッドボールPの初音ミク曲「私は人間じゃないから」が大好きです。切ない歌ですよ。色物扱いする人も多いですが。カラオケにもあります(歌詞がやばいので変えてあるが)

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